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それでも日本人は「戦争」を選んだ  加藤陽子 新潮文庫 2009年発行 2016年文庫化

それでも日本人は「戦争」を選んだ  加藤陽子 新潮文庫 2009年発行 2016年文庫化

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店長おすすめ本

戦争を、暗記しないために。

~問いから日本の近代を考える一冊~


本書『それでも日本人は戦争を選んだ』は、「日本はなぜ戦争をしたのか」という問いを、犠牲や感情の問題に回収するだけでなく、当時の統治者や意思決定の現場でとりあえず考え直してみる一冊です。

明治維新以降、日本が置かれていた国際環境の中で、外交・軍事・経済・資源といった複数の条件がどのように絡み合い、政府や軍、さらには個々の国民がどのようなことを積み重ねていたのか。その結果として、なぜ戦争という選択肢がやがて現実味を判断し、注目化されているのかが、具体的な史料と学生との対話を立体的に描いている。


本書は、戦争の経緯が「わかりにくい」理由を、国家の論理と人間の判断という視点から整理し、戦争を突発的な悲劇ではなく、一つの結果として理解できるよう導いていきます。ここで示されるのは、上映した答えや明快な結論ではありません。


一時的に読みやすい本ではありませんが、最後まで読み進めると、戦争がな特別誰かの狂気や異常な意思によって生まれたのではなく、ごく普通の、当時としては「考え」だと考えられた判断の積み重ねから生み出されたことが見えてきます。暗記のためではなく、考えるために読むために適当な一冊です。



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